意外性

意外なことにレギュラーコーヒーで淹れたコーヒーに脱脂粉乳はよく合う。
スキムミルクと書くべきか。

レギュラーならば味と香りが負けない。
インスタントでは負けてしまう。

しかし。
インスタントの最大のポイントは。
持ち運びが便利なことだ。
容器または袋に入れて持ち歩けるのが最大のポイントなのだ。

味はレギュラーに叶うべくもないが、携帯性はピカイチだ。
時間もかからないし、量も調節しやすい。
そして全部をミックスしてしまえる。

レギュラーのコーヒー液にスキムミルクでは液体を温めないと混ぜられないし、全体を温めようとするとせっかくの香りが飛ぶ。
あったものがなくなるのは寂しい。
インスタントなら最初から惜しむほどの香りもない。
割り切りですっきりできる。

お湯を注げばいつでも温かい液体として飲める。
濃さも調節可能だ。
自分で材料を買いそろえてあらかじめブレンドしておけば後はお湯を注ぐだけだ。
まことに便利なものなのだ。

コーヒーはなるべく好きな香りのものを飲みたい。
好きな香りのものはけっこう高い。
トラジャは高いのだ。
田舎で飲んだトラジャカロシはとてもフルーティーだった。
そして一杯700円以上の一番の高値だった。
いつでも財布が寂しい私には痛い出費だった。

香。
あの香ばしいかぐわしい香り。
コーヒーの香りは確実に自分の心の状態を変えてくれる。
あのかぐわしさはなかなかない。

カフェを見るといつも入りたくなる。
そしていつももっと飲みたくなるのだ。
豆で売っているところを見ると近寄りたくなる。
自家焙煎なんていうのは毒のようだ。
高いのであまり買ったことがないが、目が輝くようなチェック項目なのだ。

今日はインスタントコーヒーとスキムミルクをともに買ったのでこんなブログになっている。
いつもは牛乳でカフェオレにするのだが、スキムミルクのいいところは量が増えずに濃くなるところだ。
味はコーヒー牛乳になるが、それもレギュラーならば乙な味なのだ。

コーヒーは好きだ。
紅茶だって別に好きなのだ。
しかし、私の中では明らかにランクの違うものとなっている。

それはやっぱり、あの香りのなせる技かなと思っている。